ザベリワンについて
ザベリワン アラスカンマラミュートへようこそ!
マラミュートに興味を持っているかた、家族として子犬を迎えたい、もしくは質の高い健全な子犬を探しているかた、既にマラミュートと共に生活され愛犬との日常をより充実させたいと願っているかた、マラミュートについて専門的に勉強してみたいと思うかた・・・このページに辿り着かれた皆さまと、ご縁がありましたことを幸いに思います。
現在、日本では大変稀少になってしまったマラミュートです。ザベリワンは、日本で最も古くからマラミュート専門に携わってきた育成舎です。2018年現在に至るまで地道に活動を続けています。しかしながら、私たちは悪戯に犬の数を増やして普及させようという意図はありません。昔ながらのクラシックな形質を残したマラミュートらしいマラミュートを、性質が良く友好的なマラミュートを、少しだけでも維持していけたらと考えています。
この素晴らしい犬種と共に暮らす喜びや楽しさを、お好きな皆さまと共有できたら嬉しく思います。
とてもシンプルなページです。いくつかのコーナーをご覧いただくなかで、ザベリワンの、ささやかな、マラミュートと動物たちに対する思想を感じ、共感していただけましたら幸いです。
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お問い合わせはどうぞお気軽にメールでお寄せ下さい。
また、ここ暫く日本でショーには出陳しておりませんので、ぜひ高原の森の広々した犬舎へ犬たちに会いにいらして下さい。多くの犬たちの群れに入っていただき、マラミュートまみれになって遊んでいただきます。
所在地:山梨県北杜市小淵沢町
代表者:前 田
連絡先:e-mail: mytoyduck●ybb.ne.jp
●を@に変換して下さい
電 話:090-1082-9015(自宅tel&fax0551-20-5371)
(お問い合わせはまずはメールで。お電話の場合は携帯へ14~17時または21時以降にお願いします)
動物取扱責任者番号:2061024号(訓練) 2061025号(譲渡)
活動開始:東京都港区六本木6丁目/1977年
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ザベリワンの始動についてご紹介いたします
私・前田は幼いころから犬や他の動物と共に育ちました。子ども時分の70年代初めより東京の乗馬クラブにて馬場馬術に親しんでいましたが、同時に「馬学」について学ぶ機会を得ました。馬学というものは、今日の世界の犬学の土台となっているものです。
馬学により、「動物の構成と運動」の基本的な考えかたを身につけるに至りましたが、これは犬に関する現在の活動の上でも大いに通じるものがあり、下地となっているかと思います。
並行して70年代半ばより、両親の理解もあって、JKCにおける活動に他犬種にて参加を開始しました。78年、Fang of Emionが服従30科目にV合格。79年にはNadiene Jordanが東京・明治公園の全犬種展でオーナーハンドラーでBISを獲得しました。
やがて80年代前半、幼い時分よりオオカミに心酔していた私のなかで、永年、犬として理想に近いイメージを抱いていたマラミュートが日本に入ってきたため、同年代半ば以降はマラミュート一筋に絞り研鑚を重ねつつ現在に至っています。
☆ マラミュート専門犬舎としての「ザベリワン」
犬のブリーディング(繁殖または育成)というものを、利殖の対象とみなして活動しては犬質が落ちてしまいます。そのため、私たち家族は、自由が利くよう自宅中心に犬以外の仕事を複数持った上で、日本におけるマラミュートの保存および犬質の向上に向けての努力を続けています。最終的には犬と人とのより良い共生を願っての活動です。
1頭1頭とじっくり向き合い、それぞれの犬の個性を考慮し、犬の気持ちに応えようとすれば、私たちに管理できる大型犬の頭数には限界があります。1日2回の、個別に内容の異なる手作り食(フード+生素材)、全ての犬たちを毎日敷地外の森に連れ出して走らせ、できるだけ長命を保てるよう積極的な医療を施す・・・これらを長期にわたり実行するためには大人3人で犬舎作業にあたっても20頭未満がせいぜいだと考えます。
少数精鋭、そして繁殖回数は年1~3回程度と必要最少限に抑え、一度繁殖を行なうなら念を入れた「丁寧な育成活動」こそが望ましいと考えます。数は少なくとも良いから「家庭犬としても作業犬としてもショードッグとしても通用する、人に対して友好的で質の高いマラミュート」を作出することが、ザベリワンの基本精神です。
* 89年作出のJKC.CH.Zaverriwon Arctic Reflectionが国産犬として初めてベストインショーを獲得
* JKC.CH.Zaverriwon Arctic Reflection,WPDおよびJKC.CH.Cordelia KamuiⅠ,CDX,WPDが、日本で初めてアメリカのワーキングドッグタイトル・WPDを獲得
* 89年、JKC.CH.Cordelia KamuiⅠ,CDX,WPDがマラミュートとして日本初のCDX(家庭犬服従30科目)を獲得
* 90年、アラスカ北部から北極圏のマラミュート原産地界隈、およびChinook, Sno Pak kennelを含むアメリカ全土の歴史あるマラミュート犬舎多数そしてヨーロッパ大陸から北部アフリカにわたり数ヶ月かけて世界の犬とマラミュート事情を学びに家族で歩く
* 90年から約10年間近く、アメリカのマラミュート専門誌「ザ マラミュート クオータリー」に連載執筆(Hoflin出版/同社依頼)、およびマラミュート年鑑誌(同社依頼)に記事を寄せ、世界のマラミュート愛好者と理解の疎通を図る
* ブローカーやエージェントなど仲介業者を通さず、原産国アメリカやヨーロッパの歴史ある犬舎と個人的なお付き合いや信頼関係のうえでマラミュートを継続的に輸入。その多くの血液は、古典的系統の強いブレンドで、ザベリワン独自の「タイプ」確立のため現在も努力を続けている(「独自のタイプ」については画像をごらんください)。
* 91年よりアラスカンマラミュート クラブ オブ アメリカ会員
* 93年、マラミュート専門の勉強会・非営利組織「AMCJ」を立ち上げる。目的は、北方犬種の理解と適切な管理知識、情報の提供・交換、繁殖前の遺伝性疾患スクリーニングや繁殖倫理の啓蒙など。遺伝性疾患スクリーニング実践者に対しては検査料補助も行なっている。小さな会ながら全国に散在する会員は一般家庭の熱心な愛好家から獣医師、動物に係る専門分野など幅広く研修会や会報発行などささやかに活動中。
* 97年、Barbara Brooksの依頼にて、マラミュートの本格的専門書である同氏著「Alaskan Malamute Yesterday and Today」(Alpine出版)執筆に一部協力。および写真提供、仔犬の発育過程についてなど同書編集に情報提供。
* (社)ジャパンケネルクラブ公認審査員・チーフスチュワード・元ハンドラー。94年JKCハンドリング競技会にて優秀技術賞受賞。元JKC熊本ドッグファンシャーズクラブ副代表。現JKC北陸甲信越審査員協議会幹事。
* 2002年、山梨県八ヶ岳南麓高原にある馬術のメッカ「小淵沢町」に、それまで暫く在住していた九州より移住。標高950メートルの明るい森に家族およびマラミュート集団その他と在住
* 2000年代~、数年にわたりペディグリーアワードでマラミュート日本No1表彰
同 全犬種ドッグショーにて審査など行ない、優良家庭犬普及協会セミナー講師など経験
2015年以降、ヨーロッパをメインに世界各地のマラミュート行脚に単独で歩き、主に東ヨーロッパに残存する昔のマラミュートの血液を日本に導入。またヨーロッパのドッグショーに出陳、東欧の日本犬分野でショーに関わるなどヨーロッパの犬界と交流を深めている(最近の世界マラミュート行脚の独り旅は、自分の犬たちが日本にいるので短期間ずつです・笑)。
仕事の一つとして動植物など自然観察指導や野外活動の補佐も行ない、また、銃猟のハンターとして大型動物を追って山野を歩き、増えすぎた有害鳥獣対策の一環として県委託の活動にも協力。おかげで犬舎のマラミュートたちは私が持ち帰る野生のシカなどを余すことなくいただいています。すべて無駄にはしません。
これらの、動物と自然界に関わる想いや活動は別記事で掲載いたしますのでお楽しみに!